製薬業界の主な業種紹介②

薬剤師の転職で製薬の業界を選んだ場合、前述した業種が代表的ですが、ほかにも様々な職種があります。

どのような職種に転職が可能なのでしょうか。


薬剤師の業種一覧


・臨床開発(QC・QA・DM)

いずれも臨床開発に関わる職種で、主にCRO(医薬品の開発を請け負う外部機関)の求人が多いです。

QCは品質管理部門のことを指します。

CRAから提出された治験の報告書を基に、治験が適正に行われているかを検証する役割を担っています。

QAは品質保証部門を指します。

治験実施計画書(プロトコル)・治験薬概要書の通りに治験が行われているかを検証し、治験の品質を保証する業務を行います。

DMはデータマネジメントを指します。

CRAから提出された治験データををデータベース化するための業務です。

いずれの職業も、薬剤師の知識を生かすことができるため、転職しやすい職種といえるでしょう。

いずれも年収は400~600万円で、薬剤師の年収よりアップが見込めます。


・医療情報担当者(MR)

いわば、製薬会社の営業担当者です。

病院や調剤薬局に赴いて、自社の薬品を使用してもらうために医療情報を提供する仕事です。

製薬会社の中では求人数も多く、薬剤師の資格があれば転職のハードルも高くないでしょう。

ですが、医師や薬剤師とのコネクションを常に保つ必要があり、呼び出しを受けたらすぐに動けるようなフットワークの軽さとコミュニケーション能力が必要です。

残業や転勤も多いことがデメリットといえますが、その分年収は高く、600万円~高くて1000万円を超える人もいます。


・医薬品情報管理業務(DI)

「Drug Information」の略称で、製薬会社や医薬品卸会社などで自社の製品について情報管理を行う仕事です。

デスクワーク的な側面が強く、女性に人気のある職種のひとつです。

医薬品の情報だけでなく、医療機関やMRから提供された情報についても管理を行い、さらに求められた時には情報提供を適宜行うことも業務に含まれています。

労働条件も一般の会社員と同じく平日のみの勤務のため、薬局などで土日の勤務がある薬剤師にとっては、より働きやすい環境であるといえます。

年収は勤務先によりますが350~600万円です。


・コールセンター

DIに関する業務の一環として、薬剤師としてのコールセンターの仕事があります。

製薬会社に属し、自社の薬品についてMRや医師・薬剤師など限られた職業の人からの問い合わせ対応に答える仕事です。

正社員だけでなく、融通のきく派遣社員として働くこともできるため、家庭を持つ女性の薬剤師が転職しやすい環境といえます。

派遣社員の場合も時給が2000円台と高いです。

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